俊さん
こんちわ(*^ω^)ノ
2017シーズン総括、攻撃的ミッドフィールダーってくくりで第5回もやろうと思ったんだけど、この人だけで一つ記事書けちゃうって選手が約1名程いたので、いや、いらっしゃったので今回は単独スクープいかせてもらいやす
てな訳で行きましょう、マンデーフットボール風に行きますね
_人人 人人_
> JAPAN <
 ̄Y^Y^Y^Y ̄
\シュンスケナカムーラ/
言うまでもない、日本サッカー史にその名を残す生ける伝説
昨年10月のびっくり仰天オファーには「残留争いが熾烈過ぎてついに服部もヤケをおこしたか...」と不安になった人も少なくないはず、「来てくれたら面白いよなぁ〜(棒)」というのが大多数であろう
来ちゃった
はい、僕も生まれてかれこれ20数年経ちますがこれほどの衝撃は経験したことが無いと言いますか、目が点になるってまさしくこういうことなのですね(痙攣)
ヤマハホーム自由席は完売の嵐、練習場も前代未聞の賑わい、メディアの露出度桁違い、そして乳首ドリル
学校で同じクラスにいたら確実に絡まなさそうなこの2人の組み合わせってだけでも面白いのにここまでやってくるのは流石に反則、オフシーズンの話題からかっさらっていった
そんなこんなでシーズン前から色々とその効果を実感
そしていざ開幕、やはり凄かったこの男
開幕2戦で0ゴール、得点力不足に喘ぐチームの窮地を救ったのはこの人の左足
伝家の宝刀、早速炸裂
この試合現地で見てたけど、まあ役者が違う
本当にうちの10番になっちゃったんだなぁ、、、(実感)
そしてその1ヶ月後磐田加入後初の鹿狩りを迎える
難しい試合になると思われたが幸先よく先制
この後は耐える時間が続くのかなと思っていたところで
いや痺れたね、我らの俊さんここにあり
この試合も現地観戦。前半は鹿島サポ側に向けて攻めていたから後ろから軌道が見えた
美しい
この一言に尽きる
中村俊輔という選手の何がかっこ良いってフリーキックでもこういったミドルシュートでも、打った瞬間にゴールを確信して走り出してるところ
日本どころか世界でも屈指のキックの名手として長年ボールを蹴ってきたからこその確信なんだろうね、いや痺れる
そしてフリーキックやミドルシュートに気を取られてばかりではいけない
その耽美な足技に何度酔いしれたか
1:56辺りから見て欲しい
まずボールの置き方からして素晴らしい
右足で蹴ることはほとんど無い、基本左足1本
しかしその辺の左利きと違うのはボールを置く位置
体の真ん中に近いところに置いているから下手に足を出せない
故に1本でも何とかなる(ターンとかではもちろん右足は使うのだが)
TV観戦でも十分彼のプレーは楽しめる
でもスタジアムで生で彼のプレーを見ることをオススメしたい
スタジアムで見てると気付く、このレジェンドの一挙手一投足
ゲームの流れには直接影響はもたらさないようなフリーでのボールタッチ、試合前の練習
特に軸足の後ろを通すクライフターン気味のボールの持ち替えは圧巻
なんてことない動きかもしれない。しかし一つ一つの動作が洗練されていて、それを追ってるだけでも面白い
これだけでもお金を払って見に行く価値がある
この記事を読んだ方は是非ともスタジアムへ足を運んでみて欲しい
では次の話題
今季のジュビロ磐田がリーグ最高の数字を叩き出した項目が一つある
そう、失点数リーグ最少
34試合30失点
一試合平均一失点を下回る素晴らしい数字、守備陣の働きは言うまでもなく、前線を含めた連動した守備がハマったのもこの数字の要因である
ではこのデータを見てほしい
vs札幌(H) 2-2
vs広島(A) 0-0
vs浦和(A) 4-2
vs神戸(H) 2-1
多分磐田サポーターならすぐピンと来ると思われる(笑)
そう、今季の中村俊輔が欠場した試合の結果である
幸いにも負けてはない、まあでも四試合なら可能であろう
失点数を見て欲しい
4試合で5、1試合平均1.25まあ悪くは無い数字
でもリーグ戦は34試合、残りの30試合で失点は26、1試合平均0.866666....
彼の出場した試合と出場してない試合の平均失点が違う
なぜこのデータが出たか?
一番の要因はもちろん彼がピッチにいると無駄なボールロストが極端に減ることであろう
攻め急ぎも無くなるので下手にカウンターを食らうリスクも減る
時間の使い方や時計の進め方のクオリティが明らかに変わる
失点を少なくするのは守備の強化だけじゃない、試合の進め方も一つってことを改めて教えてくれる
シーズン当初、名波監督は「年間26試合出てくれたら」とコメントしていた
実際直近2シーズンは怪我の影響もあり2年連続19試合出場に留まっているので妥当とも言える
26試合どころか30試合も出てくれた
走行距離もチームトップを記録する等衰えを見せない、本当にサッカー少年がそのまま大人になったようなプレーヤーだ
セットプレーの得点数の伸びも忘れてはいけない
今季彼が蹴ったプレースキックから14ゴールも生まれた
昨シーズン1得点だった大井は今季キャリアハイとなる5得点をマーク。いずれもセットプレー、そのうち4点が俊さんのアシストから
相性の良さがうかがえる
名波が「セットプレーはキッカーが7割」と言うように大部分を蹴る側の質に左右されている
磐田は背が高い選手はさほど多くないものの、競り合い等のフィジカルに優れた選手は多い
特に大井は180cmとセンターバックとしては大きくはないのだが得点数が大幅に伸びた
ピッチ外でも彼の影響は大きい
名波は選手の目線で考えるのが得意な監督だと思う、実際若手の居残り練習に付き合ったり一緒にランニングをしたりしてアドバイスを直に送っている姿はよく見られる
そこに今季は中村俊輔が加わる
練習中だけじゃない、練習後の風呂でもサッカー談義に花を咲かせているという
名波浩と中村俊輔、日本のトップを走ってきたレジェンドの言葉を直に聞けるのは何ものにも変え難い財産になるであろう
ご飯を食べてる時も「もっと練習しろ」と川又は言われるという
こないだのE-1選手権で見せた彼の鬼気迫るプレー、2年前とは明らかに違う姿を見せてくれた
こういったところも俊さんと普段一緒にプレーしてる影響があるのかもしれない
ピッチの中でも外でも大きな革命をもたらした彼の加入
今季の磐田の躍進の要因の大部分を占めるだろう
再び頂点を掴むまでこの勢いは止まらない、止めてはいけない
来季もこの頼れる10番について行きたい
かといって彼に依存するチームになってはいけない
この絶妙なバランスを保っていきたい
怪我だけには気をつけて、彼は楽しくボールを蹴ってくれるだけで良い
その先に更なるチームの成長が待っている