進化する超人
いやはや、シーズン中の試合と試合の合間の1週間ほど長いものも無いですね(今季の磐田の成績が割と良いからこういう余裕ぶっこいたことも言えるのかもしれない、幸せなことですね)
さてかれこれリーグ戦も残すとこあと1試合、早いものです。まだ記憶の中ではこないだアウェー大宮に行ったばかりなんですけどね
まあそんなことはさておき、今回もテキトーな話題について話していくとしましょう
今回のテーマは、助っ人外国人選手
外国人選手には本当に助けられてきましたね。
日本人で守って外国人で攻める、チームの肝となるポジションに置いてしっかりと締める。各クラブの外国人選手のポジション、国籍を見るとその狙いやビジョンが見えてまた面白いものです。
一貫したブラジル路線の鹿島、CFG(シティーフットボールグループ)のコネクションを活かしてどんどん新しい選手をJに送り込むマリノス、未知の国籍の選手を連れてくる我らが磐田、その資金力でスター選手を狙う神戸、監督のルートでセリエA経験者を連れてくる鳥栖。まさに十人十色、各クラブのカラーが色濃く出ててかなり楽しめます。
助っ人といえばチームに入った当初から結果を求められるもの。しかし最近その傾向が変わりつつあります。日本に来てから成長を遂げる選手が非常に多いのです。
元々外国人選手に求めるのは個の力の強さ、日本人選手には無い高さ、速さ、上手さを補うために補強するもの。
ただ最近よく見られるのは、その元々の個の力に加えて日本人独自の献身性、チームプレーを彼らに植え付けより選手としての完成度を高めること。育成も兼ねるようになったと思います。
分かりやすい例として1人紹介させて欲しい選手がいます
そうです、アダイウトンです
彼が日本に来た当初はもういかにもな重戦車タイプ、フィジカルとスピードで全て何とかしちゃう。
もうJ2では無双状態でしたね。彼を止められる選手はいませんでした。
しかし、J1で彼は大きな壁にぶち当たることになります
前年のJ2ででは出来ていたドリブル突破がほぼ通用しなくなっていたのです。
もちろんJ1になれは相手の個の力は上がります、それならまだ彼も攻略する術はあるのですが、問題は相手の組織力。J2に比べて選手間の連携で守ってくるチームが多いため1vs2の状況を常時作られてしまいます。
結果得点関与回数は減り、孤立する場面も増えました。
そして今季当初も苦しむことになります。一時はベンチ要員になることも
しかしついに覚醒したのです。猪突猛進ドリブラーから総合力の高いアタッカーとして
まず周りを使うことを覚えましたね
裏にパスを狙ったり、自分が裏抜けしたり、とにかく周りの選手と連携することで相手の守備を崩すことを覚えました。相手からしても今までのドリブルに加えてパスの選択肢も加わったため的を絞りづらくなり、J1では形を潜めていたドリブルがコンスタントに出るように。
今季のチームはボールに関わる人数が多いのも理由の一つだと思いますが、やはり本人のプレーも変わりましたね。
そして守備
元々攻撃に力を使い過ぎて守備に戻るスタミナを切らしてしまうプレーヤーだったんです。J2ならそれで通用しましたが、流石にJ1となると相手のレベルも高い。全選手が守備をすることを求められます。
名波も1年目から彼の守備に関しては色々口酸っぱく言ってました。それが開花した形ですが、正直予想を超える成長です
相手サイドバックへの寄せはサイドハーフとしてはマスト、自陣にこもった時は割と昨シーズンから出来ていたのですが今年は激しく前に出ていく守備ができるようになりました。
実際アダイウトンのチェイシングで奪って川又が決める、ってパターンも確立されつつあります。正直攻撃の選手としては破格の守備力です。
それに加え、ここに誰かいて欲しいってところを埋められるようになりましたね。
実際シャドーのポジションでスタートした試合でも、守備時はサイドバックか?と見間違う位置まで下がることもしばしば。気の利く選手になったものです(しみじみ)
この攻守のグレードアップにより、Jでも屈指の外国人選手になりました。
多分今アダイウトンを欲しくないチームって無いと思うんですよ。ここまで総合力の高い助っ人アタッカー他になかなか見当たりませんからね。
長く書いてきましたが、このように元々能力は高かった原石を磨き上げてよりクオリティの高い選手に育て上げるケースも増えてきています。
今や外国人選手も育成する時代
Jリーグもさらに奥が深くなりどんどん面白くなってきています。
今後どのような変遷を辿るのか、それはまた今度深く話したいと思います、ではでは
愉快な仲間たちの紹介(*´∀`)♪
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